手に職をつけたい、その気持ちで未経験のこの世界に飛び込みました。
1997年入社 Sさん
当社に入社して今年で25年になります。前職ではガソリンスタンドに勤務していましたが、手に職をつけたいと思い、漠然と興味を持っていた溶接の仕事に挑戦しました。
経験はありませんでしたが、ものを作ることは子供の頃から好きだったので、不安よりも楽しみの方が大きかったですね。当時の先輩方は自分の親世代の昔ながらの職人気質の寡黙な方が多く、怒られるわけではありませんが教えてくれるわけでもなく、とにかく先輩方を真似て、ちょっとでも出来るようになろうと必死でした。私も今では教える側の立場になりましたが、まずは作業をしているところを見てもらって、それから実際に同じことをやってもらい、いいところもダメなところも伝えるようにしています。当時の自分がして欲しかったことをしているのかもしれませんね。
溶接は歳を取ってもできる奥が深い仕事です。
入社して20年以上たちますが、溶接は奥が深いです。
私の師匠は60歳を超えても現役ですが、同じ溶接をやっても出来栄え、ひずみの取り方など全ての技術に於いてかないません。実は私はまだNC加工機のデータを組む段取りが苦手で、実際に現場で試してから調整し直すことがあるため、パソコン上だけでデータを組めるようになりたいと思っています。この仕事は歳を取ってもできるので、これからも精進し続けたいですね。
未経験からのスタートでしたが、まずは1個できるようになろう、次はまた1個できるようになろう、と思い、ここまで来ることができました。覚えることはたくさんありますが、自分の思った通りに仕上がった時の面白さは、その大変さに勝ります。
まずは何か1つ目標を持って頑張ってください。溶接の奥深さに面白さを感じられると思います。